2016年3月30日水曜日

(3/19)サイエンスカフェ/らいぶらりカフェ 報告


去る3月19日(土)、芸術文化図書館にて第19回サイエンスカフェとやま/第3回らいぶらりカフェ「軒下プロジェクションマッピングの発案から公開までの記録」を開催しました。

    



講師の辻合先生
講師に芸術文化学部造形芸術コースの辻合 秀一准教授を迎え、
17回高岡山町筋土蔵造りフェスタ(20158月)で実施された、プロジェクションマッピング「高岡えまき」の発案から公開にいたるまでをお話しいただきました。
 
プロジェクションマッピング「高岡えまき」は土蔵造りを代表する重要文化財菅野家の軒下を利用して行われ、映像は約1m×6mの大きさで投影されました。
 
誰でも挑戦できるようにと、実際に使用した機材やソフトウェアを紹介してくださいました。
特に高価な機材を用意せず、既存の機材やソフトを利用したとのこと。1台のプロジェクターでは長さが足りず複数のプロジェクターで投影して画像を組み合わせたというエピソードまで、詳しく解説頂きました。
 
参加者やスタッフから気軽に質問が飛び出し、先生がそれに答えつつどんどん話が広がり、菅野家の建物について松政芸術文化図書館長(同学部建築デザインコース教授)が解説という場面も。このように会話を楽しみながら、別の興味につながるというのがサイエンスカフェの醍醐味の一つなのかもしれません。
 




 最後に図書館の吹き抜け部分の天井に「高岡えまき」を投影しました。御車山の飾りをモチーフにしたものや、軒下にある鏝絵(こてえ)を生かした映像など、参加者皆、天井の移り変わる映像に見入っていました。


図書館吹き抜けに映し出された映像
今回は16名の方に参加頂きました。サイエンスカフェが初めての人、参加経験がある人、教職員、一般市民、県外から足を運んでくださった方、いろんな方がいらっしゃいました。開催場所がカウンターや書棚に囲まれた、スペース的には決して広くない場所だったので、参加された皆様には窮屈な思いをさせてしまったかもしれませんが、辻合先生との距離も近く、本当にカフェでしゃべっているという雰囲気に近いものが出来上がっていたように思います。




この度ご参加頂いた皆様、辻合先生、サイエンスカフェスタッフの皆様、ありがとうございました。
今後も芸術文化図書館として皆さんの興味や学びを深められるお手伝いができればと思います。


【参考】
サイエンスカフェとやま   
プロジェクションマッピング(Wiki)  









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